日本アセアンセンターは、下記の小学校においてASEAN出張授業を行いました。本授業は小学生のASEAN諸国への理解を深めることを目的に実施しています。ASEAN諸国出身者が自国の紹介を日本語で行いました。
千葉市立幸町小学校(オンライン授業)
- 日時: 2021年11月1日(月)
- 対象: 5、6年生(計4クラス117人)
- 対象国: カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム
- 内容: 国概要
今回のハイライト
各講師は自国の概要について紹介しました。国の基礎情報の他、食べ物、文化、言語、観光地、日本との関係などについて話しました。講師が現地からオンラインで実施したタイの授業では、児童が実際にタイのバイクタクシーに乗る体験、屋台でタイ料理を注文する体験をオンラインで行い、現地の生活を紹介しました。質問タイムには、多くの興味深い質問があり、講師にとっても学びの機会になりました。
アンケート結果
- 子供たちの興味をもって話を聞く姿が印象的でした。
- 授業後には、ASEANという組織や加盟国に興味をもった子が増えました。
- 東南アジアの国々とは時差がそんなにないことや、日本と似たものを食べていること等を知り、親近感をもった子が多くいました。
- 事前に交流会の流れや接続方法についてご連絡いただいていたので、安心して当日を迎えられました。国の概要の資料はとても分かりやすく、今後の授業でも活用できると思いました。
千葉市立小谷小学校(オンライン授業)のハイライト
- 日時: 2021年11月10日(水)
- 対象: 4年生(計4クラス118人)
- 対象国: インドネシア、ラオス、フィリピン、タイ
- 内容: 小学生の遊びや暮らし
今回のハイライト
「世界の子どもたちの生活」を紹介する学校の外国語活動授業の一環として実施しました。遊び体験を全授業に組み入れ、実際の遊び道具を講師と小学校に送り、オンラインでも楽しい体験になるよう授業構成を工夫しました。現地から接続して授業を実施したラオスの授業では、学校での昼食について話し、講師が作ったラオスの小学生に人気のお弁当の食べ方を実演し、盛り上がりました。
アンケート結果
- プログラムの内容に関して:「とても良かった」
- その理由:外国語活動の学習だけでは分からない外国の文化や生活について知ることができたため
- 計画~実施まで、こちらの希望に沿ったものを提案していただきました。
- 講師の先生も子どもたちとコミュニケーションをとりながら進めていただき、楽しく過ごせました。
堺市立英彰小学校(オンライン授業)
- 日時: 2021年11月17日(水)
- 対象: 2、3年生(計4クラス111人)
- 対象国:ミャンマー、シンガポール
- 内容: 2年生「国の文化や言葉、食べ物、遊びなど」、3年生「課題:多文化共生―国民がいかに共生しているか、社会がどのように工夫をしているか」
今回のハイライト
学校が実施する「外国人との共生」授業の1コマとして、「色々な国のことを知り、学校に在籍する外国にルーツを持つ児童へやさしい気持ちで接する、近所の外国人や将来外国にルーツをもった人と知り合ったときに正しい接し方をできる」という先生の設定したテーマを念頭に実施しました。テーマに応じた学びの全体の流れを学校に共有してもらい、ASEAN出張授業がうまくつながるよう調整をしました。授業では、様々な具体例を通じ多民族国家における多文化共生について考える機会を作りました。
アンケート結果
- プログラムの内容に関して:「とても良かった」
- その理由:講師の方が、熱心にわかりやすい内容で伝えてくれた。
- ASEANにとても興味を持った。
- 予想以上に楽しい授業だった。(参加者多数)