ASEAN JAPAN CENTRE 日本アセアンセンター

事業報告

学校向けASEAN出張授業(2022年12月)

日本アセアンセンターは、下記の学校においてASEAN出張授業を行いました。本事業は児童・生徒のASEAN諸国への理解を深めることを目的に実施しています。日本在住のASEAN諸国出身者が自国の紹介を日本語で行ったり、日本とタイの学校をオンラインでつないだ交流を実施しました。   

1. 港区立御成門小学校 

  • 日時: 2022年12月10日(土)     
  • 対象: 対象: 全校児童(計401人)
  • 対象国: ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム 
  • 内容: 各国の正月 

    今回のハイライト
    新年を迎える時期となり、授業で日本の正月文化を学んだことから、ASEAN諸国の正月を紹介する授業を実施しました。各講師は、自国の正月についてプレゼンテーション資料にまとめ、正月の挨拶、すると良いこと・やってはいけないこと、飾り、食べ物などを紹介しました。また、実際に各国の正月で行われることの体験の機会を提供したり、お年玉袋、ラッパなど各国の正月で使われる物を持参して具体的な話をしました。児童は、マレーシアに正月が年に4回あること、国により必ずしも新年が1月ではないなど、日本との違いについて学びました。ASEAN加盟全10か国の講師が集まり、早めの正月が来たかのような授業でした。    

    アンケート結果
  • 新年の抱負のやり取りがあってよかった。 
  • 日本との違いに興味関心を寄せていた。 
  • 講師の方の話し方が上手だった。 
  • 今回の内容は児童に興味関心を持たせるよい内容であった。日本と比較ができて楽しい。 

2. 板橋区立中根橋小学校

  • 日時: 2022年12月20日(火)  
  • 対象: 5年生(計2クラス70人) 
  • 対象国:タイ 
  • 内容: タイの学校とのオンライン交流(文字当てクイズ、ソーラン節) 

    今回のハイライト
    タイと日本の学校をオンラインでつなぐ交流を実施しました。ASEAN諸国の学校との交流は、言葉の問題が障壁となりますが、今回は国際交流基金の日本語パートナーズの協力を得て、タイの学校で日本語を勉強する生徒との交流を実現しました。使用言語は、日本語です。言葉に頼らない授業内容を構成するとともに、補助的にAI翻訳・字幕ソフトウェアを活用し、相互のコミュニケーションに役立てました。文字当てクイズは、象形文字である漢字とタイ文字の形から意味を当てるクイズを実施しました。また、各校が授業で取り入れているソーラン節を一緒に踊りました。児童は、タイにも日本の文化が広まっていることを知り、親しみを感じたようでした。また、タイの生徒は、日本の小学校の様子を知る機会となり、日本語で楽しく交流し友好関係を育んだことで、日本語学習のモチベーションを上げることができたようです。 

    アンケート結果
  • プログラムの内容:「とても良かった」 
  • 学校が意図した目的:「とても達成できた」 
  • お陰様で子供達は、その後もタイに関する関心を持ち続けております。 
  • さまざまなご支援ありがとうございました。本校の生徒たちにとってとても有意義な活動になりました。貴重な体験をさせていただき、重ねて感謝いたします。 
AJC5.0(事業戦略)
人物交流事業
関連するプロジェクト
文化交流
関連する国
ASEAN

事業報告の一覧ページへ戻る