国際機関日本アセアンセンターは、2022年7月15日(金)に「日ASEANにおけるFTAを通じた包括的かつ持続可能な繊維衣料産業の促進」に関するウェビナーを開催いたしました。このウェビナーは、ASEANと日本の繊維衣料産業において、FTAを利用することにより、包括的で持続可能な貿易を促進することについて議論する機会となることを目的に開催いたしました。
約100名の方にご参加いただき、オンラインで実施した参加者へのアンケートでは、86%の参加者がFTAによって繊維衣料産業における包括的かつ持続可能な貿易が促進されるであろうと答え、多くの参加者がウェビナーを有益と感じたとのことでした。
日時: 2022年7月15日(金)15時00分~16時30分(日本時間)
会場: オンライン
主催: 国際機関日本アセアンセンター
講演1 「持続可能な繊維・縫製バリューチェーン戦略」
関西大学済学部 教授 後藤 健太 氏
市場アクセス、持続可能な繊維衣料産業のバリューチェーン戦略、また人権問題等についてご講演されました。
講演2 「フィリピンにおける装着品製造および調達の機会について」
フィリピン装着品輸出連合 事務局長
フィリピン個人防護具製造業連合 諮問委員
マリテス ホクソンーアゴンシリオ 氏
フィリピンから日本へのアパレル、靴、カバンの輸出に無税または関税の低減を提供する可能性のあるフィリピンの特恵貿易協定などについてご講演されました。
講演3 「カンボジア衣料産業最新事情」
カンボジア衣料品製造業者協会 (GMAC) 副事務局長
カイン モニカ 氏
カンボジア衣料品製造業者協会 (GMAC)の役割、繊維衣料品業界の世界的傾向、カンボジアの主要な輸出市場、繊維サプライヤーなどについて取り上げました。